私は、サーモンを中心に、さまざまな魚を扱う鮮魚課で働いています。今は、真空パック詰めされた商品を納品先ごとに分けて、発泡スチロールの箱に詰める梱包作業を担当。指示書に沿って、配送ラベルを出力する作業も任せていただいています。魚の種類や加工方法が異なる商品を配送してしまうと信用に関わるので、気を引き締めて作業していますね。社会に出たら黙々と働くイメージを持っていましたが、当社はお互いに声をかけあって仕事をしているので、とても活気があります。私も周囲のスタッフに積極的に話しかけるようにしています。

祖父が料理屋を営んでいたため、子どもの頃から、食べること・料理することが好きでした。特に魚の調理を見るのが好きで、中学から独学で魚をさばいていましたね。高校は食品科に進み、衛生管理を学びました。当社への職場見学を決めたのは、求人票に「鮮魚加工」の言葉があったから。いろいろな魚をたくさんさばく仕事と聞き、挑戦したいと思いました。研修期間に、寿司チェーン店向けの魚介類を計量・梱包したのですが、初めて見る魚もあっておもしろかったですね。マグロ解体も迫力がありました。私も将来は、魚をさばいてみたいです。

私は品質保証部の検査員として、細菌検査と工場巡回を主に担当しています。細菌検査では、サーモン、マグロ、ブリなどの検体を採取した後、検査できる状態にしてから培養し、細菌数をチェック。当社の基準に沿って、毎日10件程度検査をしています。人の手が触れても、髪の毛が落ちても、細菌数に影響が出るので、気は抜けないですね。工場巡回では、加工場の室温や殺菌槽の濃度、魚の品温、器具の管理が適切かどうかを確認。加工部とこまめにやりとりをしますが、社内はみんな気さくな人ばかりなので、仕事がしやすいです。

私は総務経理部で、給与計算の事務処理や人事・経理の補佐業務に携わっています。給与は従業員にとって非常に大切なものですから、業務にミスがないように、二重三重にチェックをしています。商業高校で簿記を取得し、経理に携わりたいと思って当社に入社しましたが、今は経理に加えて人事分野にも携わっているので、知識は段違いに増えていますね。従業員から問い合わせを受けるだけではなく、友人から相談を受けることも増えました。働く上での不安を解消できるような情報を、自分の知識をもとにアドバイスしています。